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2022.04.25
5月1日に開催される、メーデーにぜひともご参加ください!
第 93 回愛知県中央メーデー宣言(案)
私たちは、2022 年国民春闘、コロナ禍が未だ収束しない中でも、職場・地域で元気にたたかいを繰り広げ、「賃上げの風」を巻き起こしてきました。その風を捉え、賃金・労働
条件の大幅引き上げを求め、コロナ禍以前の水準まで回復する成果を勝ちとってきました。
そして本日、労働者・県民の団結と連帯の力で第 93 回愛知県中央メーデーを成功させました。
◇すべての労働者・県民のみなさん
今春闘、私たちの運動で賃上げの世論を形成してきました。大企業では満額回答が多く出されてはいますが、体力のない中小企業では満足のいく賃上げには至らず、すべての労働者の生活改善には遠く及ばない状況にあります。その上、私たちの生活に関わる値上げが深刻です。消費税の引き下げ、最低賃金の全国一律制と 1500 円への引き上げ実現で、8時間働けば誰もが人間らしくくらせる賃金と働き方を確立しましょう。そして、大企業・富裕層優遇の税制を改めることとインボイス制度の導入阻止で中小・零細企業の経営をまもり、誰もが安心してはたらき暮らせるように、貧困と格差をなくしましょう。
◇すべての労働者・県民のみなさん
政府は経済対策として、ケア労働者の賃上げ政策を実施しましたが十分な効果を発揮していません。ケア労働と呼ばれる医療・介護・福祉・保育などの現場で働く労働者は、もともとの人員不足の中、コロナ禍で感染の恐怖と隣り合わせで働いてきました。いま多くの国民が求めているのは、医療・介護・福祉・保育などへの手厚い支援であり、社会保障の拡充です。ケア労働者の賃金を大幅に引き上げ、ケア労働現場の十分な人員体制を実現し、社会保障の拡充につなげましょう。いのちと暮らし、雇用を守っていけるように運動を強化しましょう。
◇すべての労働者・県民のみなさん
いま、全世界的に核兵器での威嚇を含むロシアのウクライナ侵略に対し怒りが高まっています。武力による対立では平和は実現できません。この事態に乗じた改憲策動や軍備増強を許さず、今こそ憲法守り・活かして平和な社会を実現しましょう。働く者が力をあわせ、希望を持ってたたかい続ければ、平和な国際社会を実現できます。それは、メーデーの歴史が証明しています。戦後、労働組合は平和な社会を切望し、運動を進めてきました。
今こそ国内外のすべての労働者との連帯を強化し、核兵器の廃絶など実現し、誰もが安心して暮らせる平和な国際社会へ歩みを進めましょう。
「8 時間は仕事のために」「8 時間は休息のために」「残りの 8 時間を私たちの好きなことのために」、そして「8 時間でまともにくらせる賃金を」。この要求を高く掲げ、世界の労働者と連帯してたたかいをすすめ、私たちの要求をいっそう前進させましょう。
働く者の団結万歳! 世界の労働者万歳! 第 93 回メーデー万歳!
2022 年 5 月 1 日
第 93 回愛知県中央メーデー